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検証!! ガスファンヒーターVSエアコン 徹底比較

日頃からお客様にお伝えしているLPガスの利点や魅力。それは一体どのように知りえた情報でしょうか? LPガスの真の実力を検証する「ガス機器 十番勝負」企画を、冊子e-STYLE for HOME LIFE No.199以来、3年ぶりにWEBで復活! 今回は、日に日に秋らしくなってきた時季に合わせて、「ガスファンヒーターVSエアコン 編」をお届けします。

2025年10月1日

「速暖」「空気が乾燥しにくい」は本当か!? 

寒い季節に欠かせない暖房といえば、ガスファンヒーター。秋口になると「ガスファンヒーターは部屋がすぐに暖まりますよ」「エアコンと比べてガスファンヒーターは空気が乾燥しにくいですよ」と、お客様にご案内していることと思います。 
たしかに、即暖性や快適な湿度感は大きな特長として知られていますが、実際のところ、その効果はどのくらい体感できるのでしょうか!? 
そこで、同じ日・同じ部屋・同じ条件でエアコンと比較稼働させ、日頃のPRポイントが本当に裏付けられるのかを検証してみました。 

検証条件

  • 検証条件:鉄筋コンクリート造の戸建住宅(築約20年)、約20畳フローリング室
  • 使用機種:ガスファンヒーター=リンナイ RC-M4003E(暖房能力 4.0kWクラス ※13A)/エアコン=東芝 RAS-5623T(W)(暖房能力 6.7kW クラス)
  • 検証方法:設定24℃で運転し、温湿度計で30分間の変化を計測
  • 検証時期:3月下旬(東京都内)
  • 検証手順:
    ① 11:30~12:00 エアコン暖房 ② 窓を開けて温湿度を戻す ③ 13:00~14:00 ガスファンヒーター暖房

さて、結果はいかに……!? 動画でもご覧いただけます!

「速暖」「空気が乾燥しにくい」は本当!! 

同じ条件下で比較したところ、ガスファンヒーターは30分で一気に室温を8℃も上昇させ、湿度も上がるという結果になりました。実際に、部屋が暖まっていくことを実感でき、部屋のすみずみまで暖気が広がっていく感じがしました。 
一方のエアコンは、室温上昇は3℃にとどまり、湿度は変化が見られませんでした。温風が当たる箇所はもちろん暖かさを感じますが、30分間だけでは、部屋の隅や奥の方までは暖気が行きわたっていない感じがしました。 

検証結果

エアコン

温度の変化:開始時 16℃⇒30分後 19℃ 3℃UP!!
湿度の変化:開始時 24%⇒30分後 24% 変化なし

ガスファンヒーター

温度の変化:開始時 16℃⇒30分後 24℃ 8℃UP!!
湿度の変化:開始時 24%⇒30分後 27% 3%UP!!

つまり、日頃から皆さんがお客様に伝えている「ガスファンヒーターはすぐ暖まる」「乾燥しにくい」という特長は本当! 今回の実験で裏付けられました。 
この秋冬は、ぜひ自信を持ってガスファンヒーターの魅力をお客様にご提案ください!